
こんにちは、量子コンピュータで社会の変革に挑戦するQXプロジェクトの寺部です。
この度、米OneSky社、東北大学、住友商事QXプロジェクトにて、203X年の空の世界を生み出す挑戦、その名もQuantum Skyプロジェクトを起動しましたのでお知らせ致します。
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みなさんはeVTOL*という空飛ぶ乗り物をご存じでしょうか?
*eVTOLとは「electric Vertical Take-Off and Landing」の略称。

実は世の中では、ヘリコプターよりもっと手軽で安全な民生用のeVTOLという乗り物の開発が世界中で活発化しております。eVTOLは垂直に離発着するため、広い場所を必要としません。また低価格で騒音も少ないです。いずれタクシーのように普段のちょっとした移動だって空を使う時代が来るとも言われています。それも2020年代のうちにです。
住友商事では「日常生活に利用できる手軽な空のモビリティ(eVTOLやドローン)」をエアモビリティと位置づけ、そんな空のモビリティを活用した移動・輸送・その他サービスが当たり前になる世界を実現するため、エアモビリティを活用した事業開発を推進しています。
参考記事1 エアモビリティ分野に関する業務提携について
それでは、それより更に先の世界はどうなっているのでしょう?
203X年の東京23区の上空に数十万台のエアモビリティが飛び交っている、そんな世界があるんじゃないか、それを安全に実現してくれるのが量子コンピュータじゃないか?
きっとそれは世界中の様々なところで実現されている。私たちはそんな未来を想像しています。
陸上であっても渋滞解消はリアルタイムに計算するのは困難な問題です。たった30台の車でも200兆通りの組み合わせを解かなければなりません。それが、空になればなおさら移動パターンも増え、難しい問題となっていくでしょう。そんな世界を量子コンピュータが実現してくれる、そんな未来を考えているのです。

この想像は本当に実現されるのか?それは誰にも分かりません。しかし、そうなると信じて実証を行い、ビジョンを発信しながら共感する仲間たちを集め、その仲間たちとビジョンをアップデートしながらそんな未来を創っていけたらと思います。
エアモビリティも量子コンピュータも未来の技術。未来×未来でどんな世界が生まれていくのでしょう。ワクワクが止まりません!
そんな壮大な世界の実現に挑戦する当事者たちが語る生々しい舞台裏を、これからこのブログで連載していきたいと思います。
第一回目は住友商事、第二回目は東北大学、第三回目は米OneSky社です。
これを見てワクワクしてくださったそこのあなた、ぜひとも一緒に挑戦しませんか?
あなたとQuantum Skyの組み合わせできっと新しい挑戦が始まることでしょう。
必ずしも、エアモビリティに詳しかったり、バリバリのエンジニアだったり、量子コンピュータの研究者であったりする必要はありません。
ご連絡をお待ちしております!

次回登場の住友商事 航空ビジネスライン エアモビリティ事業開発検討メンバー。左から江部、武田、上田
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