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執筆者の写真Masayoshi Terabe / 寺部 雅能

ようこそQXの世界へ

はじめまして。量子の技術で社会を変革するQuantum Transformation(QX)プロジェクト代表の寺部雅能と申します。


私は前職自動車業界でエンジニア、研究者をしておりました。量子コンピューティングの世界にほとんどアカデミアしかいなかった5年前に量子コンピューティングの技術を活用した社会実装プロジェクトをゼロから立ち上げ、モビリティや工場の世界を舞台に数々の世界初実証を仕掛けてきました。(参考:個人サイト


そこで見出した量子技術の大きな可能性。

私は、超高速に最適化計算を行える可能性を持った量子コンピュータが当たり前に浸透した未来の世界では、瞬間瞬間の最適化によって新たな価値が生まれ続ける世界"Optimize the moment"が広がっていくだろうと予言しました。


例えば工場。様々な変化が起こり続ける中で、リアルタイムに工場自身が変化していくことができたらどうなるでしょうか?

進化し続ける生命のような工場が生まれるかもしれません。進化し続けるのはきっと、工場だけでなく、働く人、その周りの人々にも広がっていくでしょう。


量子コンピュータが工場を変える

例えば交通。みんな自分が早く着きたいと思う心が渋滞を生み、みんなが早く着けないジレンマ。もし街全体で交通を最適化し、”自分が”でなく、”みんなで”早く着こうよ、というような世界が生まれたらどうでしょう?

渋滞という大きな社会問題が解決するかもしれません。そして、その先には交通流が自在に制御され、病気の人を今よりも早く病院に届けられるような、命を救う交通流ができるかもしれません。CO2排出量を社会全体で下げ、環境を守るような交通流にも発展していくかもしれません。


量子コンピュータが交通を変える

そして、その世界の広がりは当然ながらモビリティや工場だけに留まることはありません。

宇宙から地中まで。多岐に渡る実証フィールドを持った総合商社のアセットに量子コンピュータを活用したら?きっともの凄いたくさんのワクワクが私達を待っていそうです。


量子コンピュータが世界を変える

私たちはそんなワクワクする世界をめざして本プロジェクトを起動しました。このプロジェクトを通じてこれから目指す未来像を発信し、共感頂ける皆様とその実現に向けた挑戦をしていきたいと思います。

このウェブサイトでこれから情報発信をしていきますのでご期待ください。


量子コンピューティングで世界を変える挑戦はもう始まっています。

今日からみなさんも世界を変える側になりませんか?


 

そんなワクワクの一端は、拙著「量子コンピュータが変える未来」もぜひご覧下さい。

デンソー、リクルートコミュニケーションズ、京セラ、京セラコミュニケーションズ、メルカリ、野村ホールディングス、野村アセットマネジメント、LINE、DeNA、みちのりホールディングス、ナビタイムジャパン、Jij、シナプスイノベーション、等多くの企業の方々と、それぞれの業界にどんな未来があるんだろう?と夢を膨らませながら描いたものです。

著者は東北大学大関真之教授と私。つまり、社会とテクノロジーの交差点にたち、世の中を変えるという唯一無二の立ち位置の本になります。



量子コンピュータが変える未来

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